2015年1月25日日曜日

ふりかえり: UX Fukuoka ペルソナ/シナリオ法(インタビューと上位下位関係分析法)〜予習編

12月に開催された UX Fukuoka に参加しました。「ブログを書くまでがワークショップ」というわけで書き始めたのですが,なかなか時間が取れず,今回不完全ながらアップすることにしました。
UX Fukuoka は企画・運営側に回ったり,毎回学生を送り込んだりしていますが,私自身が参加するのはまだ2回目?だったりします。
今回の UX Fukuoka に参加する動機は,これから教育活動を支援するウェブサービスを開発するにあたり,UX を考慮したいからです。学生に習得させるだけでなく私自身もきちんと習得しておこうと考えました。
とても残念なことに,スケジュール上,初回のペルソナ/シナリオ法しか参加できないことがわかってしまいました。第2回/第3回は学生に参加してもらうことにします。とくに第2回「構造化シナリオ法」は私が知らない技法だっただけに参加したかった。残念無念 orz

予習

せっかく半日かけて学ぶわけですから,予習をバッチリしておこうと考えました。自分で調べたり,浅野先生,ヨシカワさんにオススメされたりした書籍は次の通りです。
躊躇することなく全部大人買いしましたwww 学ぶことに関して社会人が学生に勝つには,財力と経験と学習意欲を思う存分発揮するのがポイントです。ちなみに学ぶことに関して学生が社会人に勝つには,時間と体力と行動力がポイントでしょうね。なので,社会人と学生ではおのずと取るべき学習スタイルが違ってきます。
最初にエクスペリエンス・ビジョンから読みました。この本は,最近の経営学(とくにビジネスモデルやマーケティング,リーンスタートアップなど)の知識や経験がある人には刺さる本じゃないでしょうか。私もなんとなく漠然と経営と UX の関係を夢想してはいました。エクスペリエンス・ビジョンでこれが具現化されているのを見て「これこそが欲しかったものだ!」と感嘆しました。つまり,エクスペリエンス・ビジョンで想定している読者像=ペルソナは私のように最近の経営学に強い興味を持っている人なんですね。ちなみに経営学の方面でもUX/HCDのように人間を観察し本質的な欲求を考察してソリューションを提示することの重要性が高まっています。現在のフロンティアはこの辺りにあるのですね。
さて,エクスペリエンス・ビジョンで示されているのは,UXを最大限考慮するビジネスの進め方の全体像と事例です。しかし,エクスペリエンス・ビジョンには具体的な手法はあまり書かれていません。そこで役立つのが情報デザインの教室情報デザインのワークショップです。これらの本には手法のレシピが書かれています。もちろんレシピに過ぎないので,実際に指導者のもとでやってみないとわからない部分が多々あります。しかし,どんなことをするのかのイメージはつかめるというものです。
エクスペリエンス・ビジョンに沿って UX Fukuoka のサービスデザイン三部作を概観すると,次のような感じに対応付けられます。
  • 第1回: ペルソナ/シナリオ法(ユーザ設定)
  • 第2回: 構造化シナリオ(バリューシナリオ/アクティビティシナリオ/インタラクションシナリオ)
  • 第3回: ペーパープロトタイピング(視覚化) 
「ブログを書くまでがワークショップ」といいつつ,まだワークショップ本体のふりかえりに到達していません。遅筆でスミマセン。 (続く...)

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